新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第19章 渋谷先輩
『参加する生徒はクラスごと並べ〜!』
聖輝「こっこの声……」
優誠「猪塚じゃん。」
狛犬「あははっ!去年も担当猪ちゃんだったんだよね〜」
優誠「猪ちゃん?」
狛犬「そう、猪ちゃん!」
聖輝「まるで友達みたいな呼び方ですね…」
狛犬「まぁまぁ、細かいところは気にしない気にしない!」
優誠「とりあえず並ぶか。」
聖輝「そうだね。」
狛犬「じゃあね、お互い頑張ろうね!」
優誠「おう。」
聖輝「あっ!小山さんだ!」
小山「おはようございます。」
優誠「お前も参加すんの?」
小山「あっいや…僕は別に…」
聖輝「えぇ…出ないんですか?」
小山「すみません…運動音痴なもので…」
優誠「不良に混じって球技大会する大人なんていねぇだろ。」
聖輝「たっ確かに…」
小山「あっ…始まりますよ…」
猪塚「お前ら!今日は天候に恵まれ、無事球技大会の日を迎えることができた!」
猪塚「今日はケンカのことは忘れて、スポーツを通してクラスや他級生達との友情を深めるんだ!」
優誠「猪塚の奴……」
聖輝「友情深められるかな…」
猪塚「それでは、ただいまから球技大会を始める!!」
優誠「いまいち盛り上がらねぇなぁ…」
聖輝「そうだね…」
猪塚「えーっと…今ここにいるのは18人だから、9人1組のチームを作って球技大会するぞ!」
優誠「9人1組って…」
聖輝「1つずつ競技をして…それをみんなで応援するのかな…」
優誠「1人2種目は出るんじゃね?」
聖輝「わぁ…重大だね…」
猪塚「よーし!チームはこっちで適当に作ったから発表するぞ!」