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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第20章 5syoku



次の日。


僕は優誠くんを連れて2年4組の教室前に来ていた。


聖輝「えっと…錦戸さんは……」


優誠「マジで誘うのかよ…」


聖輝「もちろん!だって僕の友達だもん!」


優誠「いやっ…そうかもしれねぇけど…」


聖輝「…あっ!錦戸さん!」


錦戸「…あっ……」


聖輝「あの、錦戸さん…ゴールデンウイークは何か予定ありますか?」


錦戸「…いや……」


聖輝「えっ本当ですか?もしよかったら」


狛犬「涼野くん!!」


聖輝「狛犬さん!」


狛犬「何してるの?」


聖輝「あの、錦戸さんゴールデンウイーク予定ないらしいのでもしよかったら僕達と一緒に」


狛犬「やめて!何でそんな勝手なことするの?」


聖輝「違うんです!錦戸さんは皆さんが思ってるほど悪い人じゃないんです!」


錦戸「……。」


優誠「おっおい!」


聖輝「錦戸さん待って」


ガシッ!!


狛犬「ねぇ…お願いだからあいつに近づかないで?」


聖輝「そっそんな…錦戸さんは」


狛犬「嫌なんだよ!!」


聖輝「?!」


狛犬「あいつと関わってまた涼野くんがケガすると思うと…もう耐えられないよ…!!」


聖輝「狛犬さん…」


狛犬「お願い…お願いだから…涼野くんを傷つけたくない…!!」


優誠「ラブストーリーかよ…」


聖輝「……。」


狛犬「…次体育だから行くね?」


聖輝「はっはい…」


優誠「…諦めよ、あれは説得できねぇよ。」


聖輝「でも…」


優誠「考えてみろよ?あいつ死神に刺されたんだぞ?」


聖輝「あっ……」


優誠「な?諦めよ。」


聖輝「…うん……」


優誠「教室戻ろうぜ。」


聖輝「……。」

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