新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第20章 5syoku
聖輝「僕が女の子だったらなぁ……」
狛犬「よーし、終わった!」
聖輝「すみません…僕のせいで…」
狛犬「何言ってんの、涼野くんケガしてるんだから!」
聖輝「本当にありがとうございました。」
狛犬「どういたしまして!」
聖輝「あっあの…洋服…」
狛犬「あぁ、いいのいいの!気にしないで!」
聖輝「でも…」
狛犬「よーし!せっかくだからダッシュしよ!」
聖輝「えっちょっ狛犬さん?!」
狛犬「あははっ!風が気持ちいい〜!」
僕は狛犬さんに手を引かれながら走った。
その時の狛犬さんは、本当に子どものようにキラキラ輝いていた。