テキストサイズ

新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第20章 5syoku



優誠「狛犬の奴どこ行ったんだよ?」


松本「多分涼野のところだろ。」


優誠「えっ?」


二宮「ほら、あそこ。」


狛犬「みんなー!!」


優誠「狛犬!!お前…何で上半身裸なの…?」


狛犬「あぁ、これね!」


聖輝「あっあの、狛犬さん…僕の為にシャツを破って…」


松本「手ケガしたの?」


狛犬「そうなんだよ!っていうか2人とも!涼野くん放ったらかしにしてひどくない?!」


二宮「ひどくないって…俺らの分担終わったから。」


狛犬「涼野くんお鍋洗ってる時にケガしたんだよ?!」


松本「は?鍋で?」


優誠「どうやってケガするんだよ?」


狛犬「どうやってでもいいの!!ほら、謝ってよ!」


二宮「は?何で?」


狛犬「だって2人のせいで涼野くんケガしたんだもん!」


松本「それはこいつが勝手にケガしただけだろ?」


狛犬「いーや!2人が片付け手伝ってたらケガしてなかった!」


聖輝「あっあの狛犬さん、僕は大丈夫ですので…」


狛犬「大丈夫じゃないでしょ?!血めちゃくちゃ出てたじゃん!」


聖輝「そっそうですけど…」


狛犬「ほーら!!謝ってよ!!」


松本「ハァ…悪かったよ…1人で片付けさせて…」


二宮「……。」


狛犬「ニノ!!」


二宮「……ごめん…」


聖輝「いっいえ、僕は大丈夫なので…」


優誠「ところでさ…手首の包帯血まみれじゃん、変えた方がいいんじゃね?」


狛犬「あっちょっと待ってて!」


ビリビリ…


狛犬「よいしょっと…はい。」


聖輝「あっありがとうございます。」


松本「すげぇ血の量だな…そんなに深く切ったの?」


聖輝「お鍋のフチが結構鋭かったみたいで…」


二宮「ハァ…そんな巻き方じゃ止血できねぇよ。」


狛犬「あっそうかも…」


二宮「こっち来て。」


聖輝「はっはい。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ