新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第5章 カメレオン
聖輝「ま…お…う……?」
狛犬「知ってる?魔王って…」
聖輝「あっあの…こっこの高校で一番強い人ですよね…?」
二宮「…さが高…いや、日本で一番強いんじゃないかな…」
聖輝「えっ…?!」
二宮「あの人に会ったら最期…死を見るって……」
聖輝「死を見る……」
狛犬「ねっねぇ!別人ってことはないかな?ほら、これと似たような時計してる人とか!」
聖輝「でっでも…あの時計…僕はっきり覚えています!不思議な形してたから…」
狛犬「じゃっじゃあたまたま同じ時計してたんだよ!きっとそうだよ!」
二宮「ありえないよ…だってこれ…世界で8個しかないんだよ…?」
聖輝「世界で…8個…?」
二宮「しかもこれ…43万ドル…日本円にすると…およそ3560万…」
聖輝「えっ?!3560万?!」
狛犬「うっそぉ?!そんな高いの?!」
二宮「ってここに書いてるでしょ。」
狛犬「あっ本当だ!」
二宮「ハァ…見るならちゃんと見とけよ…」
狛犬「ごめんごめん!気づかなかった!」
聖輝「あの…魔王って…お金持ちなんですか…?」
狛犬「さぁ…魔王のことはほとんど知らないからなぁ…」
二宮「何故魔王というものが生まれたさえも知られてない。」
聖輝「そっそうですか…」
二宮「まぁ魔王って…いろんな人と繋がりがあるらしいけどね。」
聖輝「いろんな人との繋がり…」
ますます謎だな…