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愛のおねだり

第1章 愛のおねだり

         8

 でも、優さんは、乳首への愛撫をやめないのです。
 乳首を舌で転がし、唇ではさんで優しく揺らしてくれるのです。
 右の乳首を舌で愛撫しているあいだ、指で左の乳首を撫でてくれます。
 それを、右と左を変えてくりかえすのです。
 なんどもなんども。
 やっと、ほんとにやっと、優さんが乳首への愛撫をやめて、あたしを抱いてくれました。
 「優さん
  すごく
  気持ちよかった
  ねぇ
  あそこも…」
 「それは
  あしたね」
 「イヤ
  いまからして」
 「あしたを
  楽しみに待って」
 「イヤだ
  このまま
  して」
 「ほんとに
  してほしいの?」
 「うん
  優さん
  お願いします」
 「優希ちゃん
  その気持ちのまま
  あしたを待って」
 「イヤだ」
 「私の言うことを聞く
  約束だったでしょう」
 「だって
  あたし
  ほんとに
  してほしいの」
 「それだよ
  優希ちゃん」
 「えっ」
 「セックスは
  したいとき
  してほしいとき
  するものなんだよ」
 「うん」
 「わかりはじめたんじゃない?」
 「そうか
  それを優さんは
  教えてくれようと
  しているんだね」
 「そう」
 「そうだったんだ」
 「優希ちゃん
  濡れているよ」
 「えっ」
 「いっぱい
  濡れているよ」
 「ほんとだ
  あたしにも
  はっきりわかるよ」
 「よかったね」
 「うん
  優さん
  あたし
  嬉しい」
 「きょう
  こんなに
  濡れているんだから
  あしたを
  楽しみにしてね」
 「うん」
 「あしたは
  どのくらい
  濡れるんだろうと
  想像していてね」
 「優さんの
  セックス教育だね」
 「あはは
  うまいことを言う」
 「あたしにとっては
  そうだもの
  あたし
  セックスが
  好きになりそう」
 「あそこに
  触ってほしいと
  思ったんだから
  もう
  好きになっているよ」
 「そうかもしれないね
  優さんの
  言ったとおり
  セックスを
  好きになれた
  ありがとう
  あたし
  ほんとに
  嬉しい」
 それで、3日目は終わりました。

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