
狼からの招待状
第2章 霧魔
「失礼して、俺たちも頂きます」ふたりのビールは揃ってハイネッケンだった。
「お口に…合いますか」太いソーセージにかぶりつくユノに、フォークの手を止めて、グレが穏やかな口調で云う。
うんうん─と、小さな口のまわりを油で汚しながら、頷くと、「まっ…腹が減ってりゃ、何でも旨いってことよ」フライがキャベツを口に運び云う…。「いや。ホント─おいしい」ビールをひとくち飲み、「…二人とも料理上手だね」「光栄です。お代わりは?」「じゃあ、少し」グレが、ソーセージを素早く半分にして、新しい皿に載せる。
「食事したら、遊びません? カードゲーム」…ころっと小ぶりなダイスが、カウンターに転がった。黙ってフライに微笑いかけるグレ。
カウンターにカードが並べられる─「かんたんな遊びです」
「お口に…合いますか」太いソーセージにかぶりつくユノに、フォークの手を止めて、グレが穏やかな口調で云う。
うんうん─と、小さな口のまわりを油で汚しながら、頷くと、「まっ…腹が減ってりゃ、何でも旨いってことよ」フライがキャベツを口に運び云う…。「いや。ホント─おいしい」ビールをひとくち飲み、「…二人とも料理上手だね」「光栄です。お代わりは?」「じゃあ、少し」グレが、ソーセージを素早く半分にして、新しい皿に載せる。
「食事したら、遊びません? カードゲーム」…ころっと小ぶりなダイスが、カウンターに転がった。黙ってフライに微笑いかけるグレ。
カウンターにカードが並べられる─「かんたんな遊びです」
