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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第9章 先輩と傷跡

先輩は風船の切り口をプチっと破って自分の指先にとろとろと落とした。


……そして。



「いやぁ……、もう、お願いだから……っ、ハァ……ぃ、嫌ぁ」



力の抜けた太腿は簡単に開かれて、片手がショーツを難なく脱がせてしまう。



「うわすご……見て。パンツまで糸引いてるよ」



布の色がすっかり変わってびしょびしょになったショーツをあたしに掲げて、先輩は笑った。


見たくなくて顔を背けても、視界に入るように、見せつける先輩。


「好きでもない相手にされて、嫌~とかいいながらもこんなに濡れてるなんて、ほんと淫乱だねぇ、色葉ちゃん」



先輩があたしと目を合わせて「じゃあ、ナカに塗るね?」と首を傾げた。


肩で息をしてたあたしは、それを涙を流しながらぼんやりと見つめる。


その時、ズブッと一気に指が差し込まれた。



「ひっ」



呼吸が止まって、1秒遅れて震えるような快感に貫かれる。



「ああーっ、んっ、あぁんっ……たすけ……っあぁっ、澄く……」



助けて……、もうだめ。あたし。



気持ちいいとかそう言う次元じゃない快感に頭が飛びそう。


……死んじゃう。



「よだれ垂らして、まじでえろい。奥までちゃんと薬ぬってあげるね」



――ズン



その瞬間、下から上まで走っていく快感と広がる鳥肌。



背中が弓なりにのけぞって、足がピンと張る。



「ひゃああぁん……っ!」



ビクビクと体が痙攣して、それが止まらなくて、その間も先輩の指はぐちゅぐちゅと水音を立てながら抜き差ししている。


喘ぐしかできないあたしは、助けをもとめるみたいに、



「す……っみ、く……っ」



何度も名前を呼び続けた。



「だから来ねーって。その名前出すなよ!」



バンっと机を蹴る音が部屋に響いて、心臓が止まりそうになった。



「今色葉は俺に抱かれてんの。わかる?」



人を殺せそうな鋭い目つきに、体中を恐怖が支配していく。


「……ごめ……なさ、い」



謝ると先輩は不機嫌なまま、チュプンと指を引っこ抜き、ベルトの音をかちゃかちゃと鳴らし始めた。

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