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「忘れられない恋するイケメンってことかぁ」


サラがぽつりとつぶやく。


”忘れられない恋”。



澄くんは、あたしを抱く向こうで……誰かを思ってた？


もしかしてあたしは、姫芽先輩の代わりだった？



いつの間にか、あたしは泣いてた。
二人の前で、我慢することができなくて号泣してた。


「……え！？　どうしたの？　色葉！？」



サラ、ミナ。


聞いて、あたし……。


初めての恋……こんなに間違っちゃった。