無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

口の中に侵入する舌に掻き回される刺激。


そしてやわやわと楽しむように服の上から胸を触る、小笠原くんの手のひら。



「……んっ、」


恥ずかしい……。


異性に、しかもクラスメイトの小笠原くんに体を触られているなんて。


唇が離れると、色っぽい目があたしを捉えていて、鼓動は速さを増すばかりだ。



「……はぁ、はぁ……っ、」



息が乱れたあたしの頬に一度キスを落として、小笠原くんは三つ目のボタンに手をかけた。



ーープチン。


胸元がはだけて、思わず両手で隠した。


頬がじんじんするほど熱い。


そんな様子を覆いかぶさる彼はじっとみていて、その視線に体温が上がる。


「……見せて」


「でも……あの、」



戸惑いなんておかまいなし。
覆い隠した手はあっさりと解かれた。



白色でフリルがあしらわれたブラが露わになる。



「姫路さんっぽいね」


それって、褒めてるの？けなしてるの？


……っ、そんなに見ないで。


あまりの羞恥に、思わず顔を背けた。


すると、


ーーぴちゃ。


耳元で聞こえたいやらしい音。


耳介に触れた舌がうごめいている。


ゾクゾクと広がる快感。全身に鳥肌がたつのがわかる。


「んぅっ……！ や……めてっ」



肩をすくめるあたしを、彼は悪戯っぽく笑った。



「姫路さんがちゃんとこっち向かないから舐められんだよ」



まるであたしが悪いみたいに攻める彼に、


ーー俺のほう向いて。



甘い声で誘われて、目と目を合わせた、ほんの一瞬の隙をつかれた。



「きゃ」



パチンと、ブラのホックが外れされてしまった。