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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第14章 夏祭りと朝焼け

「あの、目、開けていいよ……、でもあんまりこっち見ないでね」


いや……無理だろ。


でも開いてしまった目に映るのは、色葉の後ろ姿。


シャワーの前に立って、すらっとした色葉の身体。


ウエストに向かって細まる曲線美。


きれいで形のいいお尻と、細すぎずちょうどいい太さの色気のある太腿。



「……っ」


まじでやばい。


耐えられる気がしない。



今すぐ押し倒すような妄想が掻き立てられては、俺の中の善人が精いっぱい打ち消す。



「あの、澄くん。これってなに?」


白い袋を手に持って、少し振り返る色葉。


胸先のピンク色が一瞬見えて、反射的に目を背ける。


「それは体洗えるスポンジ。開けたらわかるよ」


「わ、ほんとだ。すごい、大きくなるんだね」


無邪気な声と相反する俺の状況。



しごいて抜いてしまいたいくらい、限界にがちがちになっているけど。



もちろんそんなことはできないから。



目をそらして、音に惑わされないように、一人闘う。



「じゃあ先に上がるね。ごめんね、暑かったよね」


ペタペタと、急いでドアの外へと向かう足音。


ガチャと扉が閉じた音がして、やっと解放されたような気持ちになって息を吐いた。


「暑い……」


死ぬとこだった。


ざばっと上がって、陸地にたどり着いた俺はふらふらしながら煮立った体でシャワーの前にたどり着く。


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