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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第14章 夏祭りと朝焼け

すぐ横のすりガラスのドア向こうで、色葉が身体を拭いている影が動く。


そんなもののせいで、俺のモノは全く収まる気がないように、腹につきそうなほど勃起したまま。


そんな状態なのに。



――キィ


小さな音がして、浴室のドアが開いた。


「え!? きゃっ!」


慌てて扉に手を伸ばす色葉の体がこっちに反転して、たわわな胸と、体全部が俺の目に映る。



そして色葉の視線も……絶対に見られてはいけないようなとこに向かって……。



「「……っ」」



――バンっ、と今度はしっかりとドアが閉まった。



「ごめんなさい……っ、あの、ちゃんと閉じてなかったみたいで」



「……いや、うん。ごめん」


……最悪。


最悪すぎる。



何もしないとか言って、がんがん反応してんの見られた。



でもわかってほしい。


健全な男子高校生に、この状況はふつうに無理だってこと。


わかるわけないだろうけど。



そんな散々な入浴を終えて、落ち着きを取り戻した身体を冷房が冷ます。



でもそんな付け焼刃の理性なんて、破壊されるのは一瞬だった。


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