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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第14章 夏祭りと朝焼け

――ちゅ。


久しぶりに重なった唇の熱さが身体に広がっていく。


心臓が早鐘を打って、レロレロと舌を絡ますうちに、下半身に集まる血液がどんどん俺のを膨張させていく。


「……はぁ……」



舌と舌に唾液が線を作って離れた。


無防備なバスローブの隙間から手を挿し込んで触れる柔らかなふくらみ。


「……あっ、ふ」


やわやわと揉みしだき、バスローブをはだけさせて、二つのふくらみを両手で持ち上げる。



左右に揺らすと感じる重量感。


波打つ胸の先でピンク色の突起は物欲しげにツンと尖っていく。



「……あ……んっ、」



唇を噛んで、声をこらえる色葉の色気に、体が熱くなっていく。



口に手の甲を持って行った色葉の熱に侵された目が俺に向いて。



「澄く、ん……っ、きもちぃ……」


思わず言ってしまったような声にかぁっと胸が熱くなった。


あ……やばい。


「……っ」


俺は体を震わせて、固まった。



……こんなん……ありえる?



「ごめん……出た」



まだ何したわけでもないのに、まじでありえない。



情けなく身を引こうとしたら、色葉の手が俺の腕を引いた。



「……それって、興奮してくれたってこと……?」



当たり前だろ。どんだけずっと、ぎりぎりの生殺し味わってたと思うんだよ。



「……ん」


顔を背けてあいまいにうなずく。



……かっこわる。


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