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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第5章 階段でふたりきり

思ったより大きく出てしまった声が響いてしまった。


「……はは、声。駄目でしょ」


優しく咎めるのに、口をふさいでなんかくれない。


ただ澄くんはあたしの中に指を出し入れして、狙いを定めて強く突き始めた。


「あっ……んっ……はぁっ……」


声を自力で堪えなきゃいけないなんて。


あまりの快感に腰が浮いてしまう。


あたしは澄くんの肩に顔をうずめて、必死で声をこらえる。


でも、気持ちよすぎて……っ。



「……ここは? 気持ちい?」


「あぁ……だめぇ……っ」



そんなに奥、突かないで。



「す。澄く……っ、嫌っ、も、あたし……」



聞こえないふりをしているのか、澄くんは手を止めることなく、ぐちゅぐちゅといやらしい音を響かせてあたし中をせめる。



膨らんでいく快感に身震いしそうになって、


「……あぁっ、待…っ、イっちゃ、……っ、あぁぁぁーっ」



ビクンと大きく体が跳ねてから、がくがくと足が震えた。


震える体を大きな胸が受け止めてくれている。


こんなに気持ちよくしてもらったのにあたしは、なんで。


もっと、って思っているんだろう。


腹部にあたった固い感触に気づいたからかな。

ぼうっとする頭で、何度もキスされて。


あたし、いつの間にか澄くんの固いものに手を伸ばしてた。


「……え?」


澄くんは一瞬戸惑いの声をだしたけどあたしの手はそれをこすり始めていて。


澄くんは眉をしかめ、顔をゆがめた。


「……ん。……、欲しいの?」


「欲しい……」


「……お前、ほんとえろい」



乱暴にくちびるを奪われて、


かちゃかちゃとベルトの音がきこえはじめた。


そしてついに、そそり立ったソレが顔を出す。



――ドクン。と心臓が大きく鳴った。



「……おっきい……」


思わず溢れた感想には「ばか」と呆れっぽい声が返される。


間近でみるソレは、先から透明の何かでているみたい。


あれ……なんの水だろう?


手を伸ばして、太さを包みこんだあたしは、
どこで学んだわけでもなく、彼のそれをこすりあげて、


「え?……ちょ……、っ」


戸惑う澄くん。

快楽に歪んだ顔がもっと見たくなってしまった。


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