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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第5章 階段でふたりきり

こういうの漫画で見たことがある。


舐めるんだっけ。


「……は、む」


先っぽを口に含んで、澄くんを見上げると、気持ちいいのか片目を眇めて「はぁ……」と熱い空気を漏らした。



漫画でしか見たことなくて、全然勝手がわからないけど。


口から出したり入れたりを繰り返して、先からあふれるしょっぱい味をなめとって、吸い上げる。


「……う、」


喉の奥から漏れる澄くんの声。

堪えても堪えられなかったみたいなそれが聞こえるとなぜかきゅんとする。


「……ひもひい?(気持ちい?)」


くわえながらしゃべると、澄くんはビクンと腰を揺らして、びっくりした。



「……っ、は……っ、気持ちいい……」



そう言いながらあたしの胸をいじり始めるから、うまく舐められなくなってしまって。


「は……っ、はぁ……っ」


あたしの鼻から漏れる息も、澄くんの呼吸も、どんどん荒くなっていく。



澄くんは、切なそうに声を出した。


「……ごめん、もうイキたい……」


「えと、どうすれば……」



そっか、イかせないとなんだ。

そんなことに今気づくくらい知識はゼロ。


「教えて……」


くわえたまま聞くと、「、ん」と返事とも喘ぎとも聞こえる声がして。


澄くんの手があたしの後ろ頭をもって、前後に動かし始めた。


「……っ、ん……色葉、」


短くなっていく呼吸に合わせて、あたしは精いっぱい口を上下に動かす。


そうしているうちに澄くんの手があたしの頭から離れて、階段に両手をつくようにして、澄くんは腰を浮かせる。


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