放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)
第2章 関係のハジマリ
「ねぇ、姫路さん」
私を呼び留めたのはさっきまで東くんと喋っていたはずの小笠原くん。
東くんはいつのまにか帰ったらしい。
「ちょっと時間ある? 話があるんだよね」
そう誘われて、誰もいない空き教室にたどり着いた。
「ここ、誰も来ないから」
「……う、うん……」
なんだろう。
そう思って見上げる先には、背の高い小笠原くん。
教室に差し込む放課後の日差しにきらめくベージュの髪。
綺麗な二重の目は吸い込まれそうな澄んだ茶色。
パーツの配置の整った中性的な顔だち。
薄ピンクの唇。
ただぼうっとしてしまうような見惚れ方をするあたしに、小笠原くんは突然、爆弾みたいな言葉を落とした。
私を呼び留めたのはさっきまで東くんと喋っていたはずの小笠原くん。
東くんはいつのまにか帰ったらしい。
「ちょっと時間ある? 話があるんだよね」
そう誘われて、誰もいない空き教室にたどり着いた。
「ここ、誰も来ないから」
「……う、うん……」
なんだろう。
そう思って見上げる先には、背の高い小笠原くん。
教室に差し込む放課後の日差しにきらめくベージュの髪。
綺麗な二重の目は吸い込まれそうな澄んだ茶色。
パーツの配置の整った中性的な顔だち。
薄ピンクの唇。
ただぼうっとしてしまうような見惚れ方をするあたしに、小笠原くんは突然、爆弾みたいな言葉を落とした。