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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第8章 放課後の教室で

高ぶった気持ちがどんどん強くなっていく。


澄くんとこうしていたくて、いつの間にか澄くんの唇を求めているのはあたしの方だった。


いつになく彼を求める舌は本能そのまま。


「……は……ぁ。澄く……っ、」


舌が離れて



「その切なそうな顔……やばい」



そう呟くと、激しく深く舌をねじこまれて……あぁ、それ……気持ちいい……っ。



瞳が潤んで、澄くんの輪郭がぼやけていく。


「はぁ……っ、はぁ……」



ふたりぶんの荒い呼吸音。


唾液が線を作りながら唇が離れた。


どうして……? もう終わり?


「……す、みく……?」


「ねぇ……胸めちゃくちゃ当たってるんだけど、わざと?」


「え……? ちが……!」


「……押し付けすぎ」


そんなんじゃないのに……。

顔から火が出そう。


「あ……んっ」


やわやわと左の胸を揉まれてびくんと体が震えた。


「今日の色葉は、煽るね?」


色っぽい口元が「えろすぎんだよ……」そう呟く。



そして澄くんは、あたしの肩に頭をうずめてしまった。



肩にかかる重みが近さを証明していて心臓がバクバクと音を立てる。


ぎゅっと抱きしめてしまいたいくらいドキドキして、肩に乗る頭が甘えっぽくてどこか可愛くて。


「……っ」


たまらなくなって赤面しながら唇を噛むあたしの耳もとで彼は囁く。



「……もっとシよ」


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