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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第8章 放課後の教室で

そういって、澄くんはスクバから取り出したタオルであたしのびしょびしょになった腿を拭き始めた。


――潮?

なにそれ?


思わず顔をあげて問う。


「……潮って? っ、! ……んんっ」


今度はタオルがあたしの蜜口を優しく拭き上げながら、澄くんは答えた。


「気持ちいいとでちゃう……水かなぁ? おしっこじゃないよ。色葉がきもちよかった証拠」


ふんわりと笑う澄くんはあたしの両脇を手で持ち上げて、椅子からとんと下した。


「そなんだ……。あ、立ったらなんか……足がぶるぶるする……」


「やりすぎちゃった?」


そんな会話をしている時だった。



~~♪


廊下の方から陽気な口笛が聞こえてきて、それからすぐ。


――ガラッ



教室の扉が開けられてしまった。



やだ、うそでしょ?!

服は乱れてないものの、スカートの下はなにも身につけていないのに……!



「おー、まだいたね! 色葉ちゃん! と、お兄ちゃん。補習って言ってたからワンチャンあるかなって待ってたんだよね~」



ご機嫌な声の彼……青井先輩の登場に、さーっと血の気が引いていく。



いや、待って。
ショーツ!
早く拾わなきゃ!


慌てて床に視線を走らせるけど、見当たらない。


……澄くんが持ってるのかな。



すうすうするスカートの下。


何もつけていない自覚に、顔が熱くなっていく。



「……ってか、なんでその椅子濡れてんの?」



あろうことか、椅子の目の前まで歩み寄る先輩。


やだ……みないで。


それはあたしの……なのに。

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