
放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)
第9章 先輩と傷跡
「やめてください……おねがいします」
深く頭を下げても、馬鹿にしたような笑い声しか返ってこない。
「やめてあげてもいいけど、その代わり俺ともしようよ? 色葉ちゃん」
「きゃっ!」
ソファに押し倒されて抵抗しようとする腕はギリギリ
と押さえつけられている。
「……っ」
「あんなことされて喘ぐ色葉ちゃん見たらさ、受験勉強なんか悶々としてできなくなって、俺散々なんだよね」
首筋を舌が下から上へと舐めあげて、耳を噛まれて。
抵抗しようと腕を押し動かそうとするけど、力が強すぎてびくともしない……!
「……嫌っ!!」
「なにが”嫌”なの? だって色葉ちゃんは彼氏でもない人とできるんでしょ?」
まっすぐに見下ろす、純粋な質問。
「だいたいさぁー、やることやってんのに、いざというとき“こいつは俺の女だから”とか甘い言葉で守るんじゃなくて、“双子の兄”なんて言われたんだよ? 色葉ちゃん、かわいそ」
かわいそうと言われて、言葉を羅列されて……思考がゆっくりと停止していく。
「俺は男だから小笠原くんの気持ちわかるんだよね。好きな女だから抱きたいんじゃないよ。わかる? セックスフレンドの意味。男ってのはね、やりたいから、やるんだよ」
涙が浮かび上がって、先輩のギラついた目が輪郭を失っていく。
「……あーあ、泣いちゃった。色葉ちゃんは小笠原くんが好きなんだね。だから付き合ってもないのにするんだ?」
「う……っ、ひっく……っ」
「だけど、もうそんな汚れてたら、俺に汚されても一緒だよー」
深く頭を下げても、馬鹿にしたような笑い声しか返ってこない。
「やめてあげてもいいけど、その代わり俺ともしようよ? 色葉ちゃん」
「きゃっ!」
ソファに押し倒されて抵抗しようとする腕はギリギリ
と押さえつけられている。
「……っ」
「あんなことされて喘ぐ色葉ちゃん見たらさ、受験勉強なんか悶々としてできなくなって、俺散々なんだよね」
首筋を舌が下から上へと舐めあげて、耳を噛まれて。
抵抗しようと腕を押し動かそうとするけど、力が強すぎてびくともしない……!
「……嫌っ!!」
「なにが”嫌”なの? だって色葉ちゃんは彼氏でもない人とできるんでしょ?」
まっすぐに見下ろす、純粋な質問。
「だいたいさぁー、やることやってんのに、いざというとき“こいつは俺の女だから”とか甘い言葉で守るんじゃなくて、“双子の兄”なんて言われたんだよ? 色葉ちゃん、かわいそ」
かわいそうと言われて、言葉を羅列されて……思考がゆっくりと停止していく。
「俺は男だから小笠原くんの気持ちわかるんだよね。好きな女だから抱きたいんじゃないよ。わかる? セックスフレンドの意味。男ってのはね、やりたいから、やるんだよ」
涙が浮かび上がって、先輩のギラついた目が輪郭を失っていく。
「……あーあ、泣いちゃった。色葉ちゃんは小笠原くんが好きなんだね。だから付き合ってもないのにするんだ?」
「う……っ、ひっく……っ」
「だけど、もうそんな汚れてたら、俺に汚されても一緒だよー」
