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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第9章 先輩と傷跡

しゅるっとネクタイを外した先輩は、その緑の紐であたしの両腕を縛り上げた。


「え……!? ……やだ……っ」




先輩は乱暴にあたしのブラウスをスカートから引きずり出して、服の裾に手を滑り込ませる。



いやらしくお腹にふれる指が、後ろに回ってブラのホックを外してしまった。



「やだっ、嫌っ!! やめてっ!!」


「叫べばー? どーせここには誰もこないから」



涙越しににやりと歪む口角が見える。


背中を伝う指先。



生暖かい舌が鎖骨を這っている。



「ハァ……っ、ハァ……っ、んっ」



どうして?


体がおかしいくらい熱いの。


「たす……けて……嫌……っ、ハァ……っ」



言葉も続かないくらい、息が上がる。



「お。やっと効いてきたかな? 色葉ちゃんには効かないのかと思ったけど。500ミリのコーラに対して媚薬入れる量が少なかったのかなぁー?」



「……び、やく……?」



「海外旅行で買ったんだけど結構いいから試してよ。麻薬とかじゃないし、合法だから大丈夫だよ」



そう言って残ったコーラを口に含んだ先輩はあたしに口ごしに流し込んだ。



「……んぐっ、んんー」


口の端から零れていくのがわかって、思わずゴクっと飲み込んでしまった。


「おいしいでしょ?」


唇を拭う先輩のぎらついた目に、ピントが合わない。


やばい、かも……。


コーラ、いつもより甘く感じたのにどうして飲んじゃったんだろう。


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