
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第8章 鬼畜変態野郎と再びセックス
「ご主人様ぁ~、なんちゃって」
失恋したけど、今しか触れない温もりが恋しい。家に帰ったら、もっと寂しくなって泣いてしまうんだ。泣くことはあとでも出来る。今は泣く前に、これを堪能したい。
いっそのこと、この人を起こして、セックスを誘ってみようか。どうせ貞操を守ってたって、処女じゃないわけだし、意味がないし。一生分やってナカから満足したい。
「ッ!!?」
昨日のナカダシの感覚を思い出して、思わず下腹部を押さえてしまった。ギュウッと締め付けられる感覚が走ったのだ。この人の余韻だ。今日もまたこんな風に意識させるとは、ケシカランやつめ。
「あーあ、見事にハマっちゃった。……忘れられるのかな。……無理だろうな……」
はぁっと重いため息をはきながら、寝返りを打って鬼畜変態野郎に背中を向けた。枕と首の間に腕が入ってきた。
「ぎゃあああ!!」
間違いなく鬼畜変態野郎の腕だ。一人言を聞かれてたと思うと恥ずかしくて、逃げようとした。でも後ろからぎゅうっと抱きつかれて逃げれなかった。
「うるせーな。寝られやしねえ」
「やだ!離してよ!」
「嫌がるんじゃねえ、この変態ドMキツネめ。セックスしまくった仲じゃねーか」
何かもう恥ずかしいやら、たぬき寝入りがうますぎてムカつくやら。おなかにある鬼畜変態野郎の手をギュッと握って、心を込めてギリギリィッと、力いっぱいつねった。
「大嫌い!」
「ほーう、大嫌いな男に処女をあげたのか?尻軽女だな。ケーベツするぜ」
「~~ッッ!!!」
言葉にならない怒りが込み上げて、つねってた手を自分の口元までもっていって、ガブッと噛み付いた。
