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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第8章 鬼畜変態野郎と再びセックス



でも特に反応することもなく、チュッとほっぺたにキスをしてきた。思わず噛んでた口を離してしまった。今のキスは、ただのほっぺのキスなのに、まるで気持ちのこもってるソレだったのだ。


「何度も言うように、俺は後悔してないぜ」

「うそっぐ」


言いかけた言葉をふさぐように、この人の手が口をふさいできた。


「おまえが抱かれる男は俺だけで十分だ」


そう言ったあと、ふさいでた手をパッと離した。言われた言葉の意味を考えても、首をかしげることしか出来ない。疑問を投げ掛けようと、寝返りを打ってこの人を見た。


「言うなよ、何も。おまえの答えは、……聞きたくねえ」


スッと伸びてきた手が後頭部へ。キスされるって分かって逃げようとしたけど、もう遅かった。後頭部を押さえ付けられて、唇にキスをされた。

何度も何度も引っ付けて、もう味わえないと思うと、やっぱりジワッと涙が溜まっていく。

でも、これ以上の行為を拒否することも出来ない。だってこの人と二度と会えないのなら、もっとグチャクチャに、絶対に忘れられない深さまで傷つきたい。


「……するの?」

「当たり前だ。性懲りもなく俺の命令を三回無視した罰だぜ。来いっていう簡単な命令すら聞けねーのかよ、このアホキツネ」

「……はっ!?」

「お仕置きタイムの始まりだな」


お仕置タイムっていう言葉にホッとしてる自分がいた。お仕置だからエッチなことをしても仕方ないっていう言い訳が出来るからだ。ある意味、逃げなんだけど、今、深く考えるのはやめよう。

今はこの人の温もりで壊されたい。


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