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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第2章 鬼畜変態野郎と首輪

「それだけは絶対に阻止だ」

何がなんでも守り抜いてみせる。お漏らしプレイという変態プレイで尊厳と羞恥心が破壊されても、貞操だけは死んでも守ってやるっ!!

でももし処女を奪われたら、そのときも鬼畜変態野郎を殺す。ガンガン腰を振ってる時とか寝た時に、グサリとナイフを刺してやる。

「それだ!!」

そーいう流れを利用して殺せばいい。寝ている時なんて無防備だし、仕返しを兼ねてトイレ中の背後を狙うのもアリ。

そもそも私は、攻撃魔法を一切使えないからバトルにめっぽう弱いのだ。勇者である男と戦って勝てない自信がある。

【すきを見て殺す】、か弱いキツネ様が勇者である男を討伐するための唯一の作戦。ってことは、すきを作らせるためにも、鬼畜変態野郎に飼われた方が動きやすい。偽物の信頼関係を築き上げて、信頼しきった所で、トイレでグサッと一発。

憎き敵ながら笑える最期だ。粗末なものを出したまま天へ召されるがよい。プークスクス、か弱い乙女にお漏らしプレイするからそんな目に遭うんだ。

「よし、殺ってやるぞ!」
「何をやるんだ」

鬼畜変態野郎に声を掛けられた。

「ううん、別に」
「帰るぜ」

大量の荷物を抱えてスタスタと歩いて店を出て行くので、それについていく。悔しいかな、鬼畜変態野郎は足が長いから歩幅が合わなくて、私だけ早歩き状態だ。

「歩幅くらい女の子に合わせてよ。これじゃ女の子にモテないよ」

そう助言したら、より早く歩きだした。早歩きから競歩状態になってしまった。

「聞いてる?」
「ああ」
「いや絶対に聞いてないよね。何なの、憎き乙女の敵は耳が遠いの?」
「憎き敵って誰だ。まさか俺のことじゃねーだろうな」
「ええ!?そうだよ!憎き乙女の敵はキミのことだよ!」
「今日から俺がてめーの主人だぜ。御主人様と、そう呼べ」

鬼畜変態野郎が真顔でギャグった。それがツボに入って、指さして笑ってやった。

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