
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第4章 鬼畜変態野郎と拘束プレイ
「ってか、いつになったらベッドで一緒に寝てくれるのよ!ずっと待ってんだけど!?早く殺りたくてウズウズするの我慢する身にもなりなさいよ!」
「ああ?ヤりてーだ?一体何の話をしてやがる」
殺したい想いが強すぎて口からポロリしてしまっていたようだ。
「べっ、別に!えっと、ごちそうさま!今日もおいしかった!じゃあ、私はゴロゴロしてるね~」
何か言いたげだったけど、そそくさと洗面所へ行き、丁寧に歯を磨いた。
これでゴロゴロ出来る~と、ルンルン気分でベッドでのんびりしてると、朝ごはんの片付けを終わらせた鬼畜変態野郎が、ものすごく偉そうにベッドに腰掛けた。
「手伝いくらいしろ、クソキツネ」
手伝いしなきゃいけないなら朝ごはんは要らないし、ご飯の支度はメイドや執事の仕事だよ!キツネ様は食べる専門なの!って文句を言ってやりたかったけど、さっきの失態の事もあるし、ヘタに機嫌を損なわせるワケにもいかず、ニコニコ笑顔でヘーコラと対応した。
「いやぁ、お疲れさまです!今日の朝ごはんも最高においしかったですね!」
「あっそ」
「パンケーキも最初の頃と比べて焦げてないし、ふわふわだし!メープルシロップも変えました?カフェのやつよりもすんごいおいしかったですよ!」
「別に」
「それに!なんといってもエプロン姿!今までご主人様に、全く!微じんも!興味がなかったけど、男のエプロン姿っていいですよね!何か、こう、ドキドキしちゃいますぅ~」
「おい」
「へいへい、ご主人様、なんざましょう。肩もみでもいたしやしょーか」
調子に乗った鬼畜変態野郎には、ズボンのポケットから手錠を取り出して、「うつ伏せになれ」と命令してきた。ニコニコ笑顔のまま一時停止した。
何か極々自然にとんでもないモノを取り出しましたよ、この人。もうイヤだ。鬼畜変態のポケット超コワイ。ってかいきなり何なの。何のスイッチが入ったの。
「命令だぜ。うつ伏せになれ」
「あー……」
うつ伏せになりたくない。なったら絶対に危険だと思う。どう考えても手錠がキーポイントだもの。あの手錠で何かされるに決まってるもの。
