
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第5章 鬼畜変態野郎と縛りプレイ
「……へ?何を?」
「次のプレイ」
「……次の……」
「やるんなら今からやるぜ」
「……今から……」
「やるか、やらねーか、おまえが決めろ。やるんなら覚悟しろよ。ドギツイやつでおまえを落とす」
鬼畜変態野郎が言うほどのドギツイプレイって何だろう。お漏らしや拘束よりもドギツイやつなんて想像出来ない。けど、もっと気持ち良いのかも。
「っ」
ゴクリと喉がなった。コワイけど、期待してるのだ。体が、心が、甘美な痛みを、あの感覚を求めてだしてる。
でも、そうだ、考えを変えよう。これをやり遂げたら、ご褒美として一緒に寝てもらえる。勇者討伐のために、……そう、これはベッドでグサリ作戦のために必要なプレイで、何もハマッたからじゃない。
「やる」
「やる?」
「精一杯やらせていただきます!」
「いい返事だ。こっちに来い」
立派な言い訳が出来た私は、鬼畜変態野郎に言われるまま、個室トイレの中へ。「座れ」と言われたので便座に座った。
鬼畜変態野郎は、ポケットから縄の束を取り出して、私の手にそれを持たせてきた。一センチにも満たない太さの長い縄の束。少しだけケバ立ってるけど、手で触った感じは痛くない。きちんと手入れされてる感じがした。
「何で縄?」
私が縄を触ってると、鬼畜変態野郎の指が首をなでた。ピクッと反応すると、そこを少しだけ強めにつねりながら、この縄について教えてくれた。
「この縄で、おまえを縛る」
「……は?しば?」
とんでもねえプレイ内容に思わず顔を上げた。いつにもまして顔がマジだった。
「……しばッ、……縛る!?」
「ああ」
「……縛る、……えっ、えっ!?……これ、これで縛るの!?」
「ああ」
あっれー!?縄って人間を縛るためのモノだっけ!?縄ってアレだよね、物とかを縛るヤツだよね!?私の体ってモノ以下ってこと!?それとも魔族だから!?でも魔族でキツネのハーフアニマルでも人間寄りだよ!耳と尻尾が付いてるだけだよ!それでも人間扱いしないってこと!?
