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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第5章 鬼畜変態野郎と縛りプレイ


「あとは頼んだ」


鬼畜変態野郎はお兄さんにそう言うと、私の手を引いて店から出て行った。てっきりお兄さんを使って意地悪なことをしてくると身構えてたのに。


「いいの?」

「犯人は捕まえた。事件解決。帰るぜ」

「ショッピングは?」

「そのまま買い物する余裕あんのかよ」

「……ない、です」

「さっさと帰るぜ」


それでも縛られた状態で歩くことに抵抗がある。バレるかもしれないって不安と、見られてるかもって興奮と、縄で擦れるアソコの熱っぽさ。それをごまかすように、大きな手と手を繋ぎ直した。手から伝わる温もり、この人の存在に、ひどく安心した。


「パフェが食べたかった」

「飯を食え」

「ご飯とデザートを食べたらカロリーオーバーだよ。だったらご飯を我慢してパフェを食べるの」

「そこがアホだっつってんだろ。デザートの方が太るに決まってるぜ」

「そんなの知ってるの。どっちも食べたらもっと太るから、せめてデザートを食べるってことなの」

「せめて飯を食えよ」

「私が何を食べようが私の勝手でしょ」

「いいや、俺が迷惑だ」

「何でよ」

「縛り心地が悪くなる」


やっと意識が違う方を向いていたのに、その言葉を聞いて、意識がまた縄に戻った。鬼畜変態野郎は珍しくニヤニヤしてるし、今の絶対わざとだ。

一言文句を言ってやろうかと思ったけど、口を開くと吐息が出そうで、ぎゅっと口を閉じた。


「ほら、足取りがフラフラしてるぜ。しゃんと歩けよ。バレちまうぞ。それとも見られるかもって状況に興奮してんのかよ」


私にだけ聞こえる声で、言葉をぶつけてくる。勘弁してくれって意味を込めて、繋いでる手に力を込めた。


「早く帰りてーのか?」


当たり前だって言わんばかりに、首を縦に振った。すると、鬼畜変態野郎は何を思ったのか、歩く速度を速めた。


「ちょっと、待って!ねえ!待って!」


声を掛けても速度は変わらず。手を引っ張ってみてもビクともせず。でもアソコを擦る縄の摩擦がすごいことになっている。弱だったものが強になったみたいに、アソコを責め立てる。


「おねっ、がいします!止まってください!」


懇願するよう言ったら止まって、さっきみたいにゆっくり歩いてくれた。それもそれでキツかった。


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