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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第6章 キツネ様の話し合い



「こ、こいつ、どっ、どうしてやるよ」

「フンッ!」

「ぐぎゃあああ!?」


男の人のみぞおちを殴った。


「な、なぜ……!?」

「くそみたいな遺伝子のくせにキツネ様に対してなれなれしいわ!タメ口が気に入らないの!ちゃんと言い直して!」

「すみません!こいつをどうしてやりましょうか!キツネ様の命令に従います!」

「うむ、よかろう!」

「ははっ、ありがたき幸せ!」


自ら土下座してるコイツを、「情けないわね」と鼻で笑って見下して、それを見てた鬼畜変態野郎が、「憎き魔族に土下座かよ」とコイツを鼻で笑って見下して、それに気づいたコイツが、「ああ?調子に乗ってんじゃあねーぞ」と、鬼畜変態野郎をののしった。

つまり順位を付けるなら、一番はキツネ様だ。あとの二人は二位の座を争ってるにすぎない。キツネ様が一番偉いのだ。


「キツネ様もどうですか!?調子に乗ってるこいつを殴って、スッキリしちゃっていいっすよ!」


さすがくそみたいな遺伝子を持ってるだけあって、くそみたいなことを言ってる。でもこいつの名前を知らないから、返事をする前に名前を聞くことにした。


「ユウタと申します!キツネ様のためなら何でもしますよ!」


ユウタは自分より上の者にヘーコラするのがとても好きなんだなと思った。かの有名なユウタを見習うべきだ。あいつは上の者に対しても敬う心を知らず「クレクレ」と要求がすごかった。


「ほ、ほら!どうっすか!?」

「私ね、殴るのキライなの。自分の手まで痛くなるでしょ?」

「た、確かにそうっすね!えっと、……今ならコイツ何でもいうことをききますよ!好きなように命令をしてください!」

「……鬼畜変態野郎が私の命令を?」

「イエス!」

「うむ、よかろう!」


何だかとても楽しい状況なので、近くにあったキツネ様専用ボックスを漁り、いつか絶対に付けてやるって買っていた首輪を持って、鬼畜変態野郎の前に堂々とドヤ顔で仁王立ち。

鬼畜変態野郎に【好きなように命令出来る権利】をもらった。数々の変態的な命令をしてきた鬼畜変態野郎に!今度は私が!命令出来るのだ!



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