
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第6章 キツネ様の話し合い
「オスワリ!」
「あ?何言ってんだおまえバカか」
「オスワリしなさい!」
「嫌だね」
【好きなように命令出来る】って言ったのに命令をきいてくれない。これは困ったとユウタをみると、ユウタは鬼畜変態野郎を蹴ってグリグリと踏みつけた。
「キツネ様がオスワリって言ってんだぞ!オスワリしろ!」
「何だよ、おまえら。この俺を怒らせて何がしたいのか、サッパリ分かんねーんだが」
「うるせえ!言うことを聞け!キツネ様がやれって言ってんだろうが!」
おまえ死ぬ気か!?相手は鬼畜だぞ!?返り討ちに遭うぞ!って思ってたけど、鬼畜変態野郎は特に何を言うわけでも、するわけでもなかった。すました顔でそれを受け入れていた。
「スッゲー!ユウタスッゲー!あの鬼畜変態を黙らせるなんて、マジで最強!」
「キツネ様も踏みますか?なかなかの踏み心地ですよ」
「鬼畜変態野郎、踏む~」
こんなにも愉快な気持ちになったのは久しぶりだ。ワクワク気分で鬼畜変態野郎に足を乗せようとしたら、鬼畜変態野郎がしゃべった。
「止めろ、これ以上は止めろ。……どうなるか分からんぞ。だから、止めとけ」
「ガタガタうるせーんだよ!変態野郎は黙ってろ!」
「ッ」
ユウタは鬼畜変態野郎の背中をグリグリと踏みつけたあと、丁寧にお辞儀をしてきた。
「さぁ、どうぞ、キツネ様。お好きなだけ踏みつけてください」
「はーい!」
これまでの想いを込めて、鬼畜変態野郎の手に、がんっと足を乗せた。そのまましゃがんで笑顔で話し掛けた。
「私は今、踏み心地サイコーって気分なんだけど、……どんな気分?」
「……愉快ではないな」
「首輪、付けていい?」
「……好きにしろ」
「わーい!」
ようやく本人の許可をもらったので、満面の笑みで、持っていた首輪を付けた。
