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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第1章 鬼畜変態野郎とお漏らしプレイ

純潔を守るための戦いが開始されて何時間くらいたったのだろう。

このバスルームに時計がないから時間は分からないけど、結構な時間がたったと身をもって実感している。現在進行形で、トイレに行きたいのを我慢してるからだ。

最初は我慢出来ていた尿意も、もはや放水寸前のダムと化している。立ってるのも苦痛で、でも座ってしまったら、トイレの便座に座るっていう行為と連動してチョビ漏れしそうで怖くて。

もうどうしたらいいのか分からなくて、バスタブの中で膝で立ち、股間を手で押さえながら、額を壁に打ち付けている。

「大丈夫かよ」
「やかましいわよ!誰のせいだと思ってんのよ、この鬼畜変態野郎め!」

こんなことなら、勇者である男の家を訪問する前にトイレに行ってればよかった。朝ご飯で出てきた牛乳とオレンジジュースをいっぱい飲むんじゃなかった。アレを我慢してたなら、膀胱にもう少しゆとりがあったかもしれないのに。

そもそも、ここまで我慢する事になったのは鬼畜変態野郎のせいだ。純潔を守るための戦いを一時的に中断してくれって、トイレ行きたいって頼んだのに、却下されたのだ。

「どうせそれもウソだろ」
「違うの!これは本当なの!マジでトイレに行きたいの!」

泣きながら訴えたけど、鬼畜変態野郎が首を縦に振ることはなかった。むしろもっと状況はひどくなった。

「ちょうどいいじゃあねーか。そこでしろよ」

鬼畜変態野郎が指さした場所は、バスルームの排水口だった。そして追撃の一言。

「漏らすか、自分の意思でやるか。敵の魔族であるおまえはどっちを選ぶんだろうな」

とんでもねえ変態的取引だった。

つまり、漏らせば敵認定、自分の意思でやれば味方認定、ということだと思う。女の子にとって悲惨な状況をここぞとばかりに使い、最低で最悪なことを、平然とした態度で言ってのける!魔族よりも魔族してるぞ、この鬼畜変態野郎。

「そこにしびれもしないし、憧れもしないんだから!しびれるのは膀胱だけで十分だよ!」
「あっそ」

こんな感じで、純潔を守るための戦いの内容が変更されて、生きたければ裸になり排水口に放尿という流れになってしまった。

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