星の君と氷の私
第11章 11
雫が姿を消した原因はきっとなにかあるんじゃないかって思って
心とか翔に聞いたんだけど
「知らない」
の一点張りだった
雫の携帯に連絡してもメッセージを送っても
返信どころか既読もつかなかった
俺…本当に雫に嫌われたのかな?
なにか嫌なところあったのか…?
わかんねーよ…
雫…お願いだから…姿現してよ
いつも購買で買う翔が今日は弁当ということで俺だけ購買に買いに行ったある日
2人が話しているのを偶然聞いてしまったんだ
「雫ちゃん、元気?」
「うん、今はゆっくりと過ごしてるって」
「そっか…」
「うん…戻ってきて欲しいけど雫のことを考えたらそのままでもいいのかなって」
「そうだな…いじめにあってたからな」
え…雫がいじめられてた?
だってそんな素振り…
俺は静かに翔たちの元へと向かった
「あ、駿 おかえり。無事買えたかー?」
今の話を聞いているとは思っていないから翔は
普段通りだった
だから俺は真実を知るために2人に聞くことにしたんだ
「なぁ、雫いじめられてたの?」
俺が2人に問いかけた瞬間気まづい雰囲気が流れた
2人は雫のこと…知っている
この雰囲気が何よりの証拠だった
「駿、あんた本当に何も気づかなかったの!?」
「心、落ち着けって! 駿にバレないようしてたんだからしょうがないだろ?」
「…だからって…」
…俺に…バレないように?
本当にどういうことだ?
「ごめん…教えて欲しい」
「えっと、とりあえず放課後でもいい?
心が今こんな状態だしさ…」
「あぁ、わかった」
俺ら幼なじみだけど、心がこんなに怒ったところなんか見たこと無かった
それほど、雫のこと大切に思ってたんだ
なのに俺は…
午後の授業を受け、俺らは翔の部屋に集まった
心とか翔に聞いたんだけど
「知らない」
の一点張りだった
雫の携帯に連絡してもメッセージを送っても
返信どころか既読もつかなかった
俺…本当に雫に嫌われたのかな?
なにか嫌なところあったのか…?
わかんねーよ…
雫…お願いだから…姿現してよ
いつも購買で買う翔が今日は弁当ということで俺だけ購買に買いに行ったある日
2人が話しているのを偶然聞いてしまったんだ
「雫ちゃん、元気?」
「うん、今はゆっくりと過ごしてるって」
「そっか…」
「うん…戻ってきて欲しいけど雫のことを考えたらそのままでもいいのかなって」
「そうだな…いじめにあってたからな」
え…雫がいじめられてた?
だってそんな素振り…
俺は静かに翔たちの元へと向かった
「あ、駿 おかえり。無事買えたかー?」
今の話を聞いているとは思っていないから翔は
普段通りだった
だから俺は真実を知るために2人に聞くことにしたんだ
「なぁ、雫いじめられてたの?」
俺が2人に問いかけた瞬間気まづい雰囲気が流れた
2人は雫のこと…知っている
この雰囲気が何よりの証拠だった
「駿、あんた本当に何も気づかなかったの!?」
「心、落ち着けって! 駿にバレないようしてたんだからしょうがないだろ?」
「…だからって…」
…俺に…バレないように?
本当にどういうことだ?
「ごめん…教えて欲しい」
「えっと、とりあえず放課後でもいい?
心が今こんな状態だしさ…」
「あぁ、わかった」
俺ら幼なじみだけど、心がこんなに怒ったところなんか見たこと無かった
それほど、雫のこと大切に思ってたんだ
なのに俺は…
午後の授業を受け、俺らは翔の部屋に集まった