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星の君と氷の私

第2章 2

がばっ、私はベットから勢いよく起き上がった

はぁ…はぁ…はぁ…

なんだ…夢…か

最近…全然眠れない

この司の夢で

今日…学校か…

私は自分の携帯で担任に連絡した

『はい、中野どうした?』

『おはようございます。あの、本日体調が少し悪い為欠席しても宜しいですか?』

『あぁ、分かった。ゆっくり休めよ』

学校に行きたくない時はたまにこうやって休んでる

体調が悪いって言うのはあってるけど

少しだるい。最近あんまり寝れてないからかな…

司の夢で何回か深夜とかに起きちゃうし

だから昼に寝ようってするんだけど夢の内容は
同じ

司が現れる…

なんで…現れるんだろう…

あと少しずつ忘れていった記憶が思い出してきてる

人間は嫌な記憶は忘れるんじゃなかったの?

はぁ…

もう1回寝よう

私はもう1回寝ることにした

ピンポーン…

あれ…家のチャイム鳴ってる?

でもまだ眠たい…

何回も起きては寝てを繰り返してたから…

ピンポン、ピンポン、ピンポン

私はチャイム連打で夢と現実の狭間から現実の方に連れてこられた

時計を見るとお昼だった

こんなチャイムするってことは配達屋さんでは無いし

いや…そもそも何も荷物を頼んでない

じゃあ一体誰?

ガチャ、私は玄関の扉を開いた

「雫ちゃん!」

何も言わずに扉を閉めようとした

結果、彼に扉を掴まれて阻止されています

「雫ちゃん、どうして閉めようとしてるのかな?」

「いやー…」

ただいま、相田くんと私で扉開け閉め大会が実地されています

相田くんが全然諦めてくれなくて

結果、私が諦めることになるのは充分わかってた

「それで…なんでここに」

「プリント届けに来たのと心を連れてきた」

相田くんが後ろを指さして出てきたのは西条さんだった

「ごめんね、急に。押しかけちゃって…」

「ううん、大丈夫」

「これで帰って貰えなくなったなw ってことで中入れてもらっていい?」

もしかして…こいつ…

これが最初っから目的で…

はぁ…

「わかった、いいよ。中入って」

私は2人を入れることにした

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