星の君と氷の私
第12章 12
「ただいまーです」
ガチャ、司の家の玄関の扉を開ける
「おかえりなさい…ってあら、駿くん!」
「こんにちは、突然すいません」
「いいのよ!上がって上がって!」
私と駿はリビングに向かった
司のお母さんが駿にお茶を出してくれて
ちょっとした沈黙が続く
わかってる、私からちゃんと話さないといけないこと
なんでここに駿がいるのか
でも…上手く言葉にできない
さっき頑張るって決めたのにな
ぎゅ… 隣に座ってくれている駿が私の手を握ってくれた
いつもそうだった
隣にいてこうやって支えてくれる
"大丈夫だよ、俺がそばにいる"
そう言ってくれているみたいで
私は…少しずつ前に進んでいけた
「実は私ね…駿と付き合うことになりました」
私は俯きながら司のお母さんに伝えた
本当は怖かった
もし、応援してくれなかったらって…
でもそんな心配必要なくて…
目の前から聞こえてきたのは鼻をすする音で
恐る恐る前を見ると司のお母さんは泣いていた
「え…?」
「いやごめんね、雫ちゃん…嬉しくて…やっと雫ちゃんが幸せになれるって思ったら…涙出てきちゃった」
「…怒らないんですか?」
「なんで怒るのよ、司が死んでしまったのは雫ちゃんのせいじゃない。それに雫ちゃんは私たちの家族なんだから幸せになって欲しいと思うの」
"私たちの家族なんだから"
両親を事故で亡くしてから司と同じように愛情を注いでくれた2人
でも私は血が繋がっていないから本当の子供にはなれないってどこかで思ってた
けど…司のお母さんとお父さんは私の事そう思ってくれていたんだね
「ありがとうございます…」
「もう雫ちゃんまで泣かないでよ…」
私たちはもう1回家族という絆で結ばれた気がした
心にあったモヤモヤが少しずつ無くなるのを感じながら
ガチャ、司の家の玄関の扉を開ける
「おかえりなさい…ってあら、駿くん!」
「こんにちは、突然すいません」
「いいのよ!上がって上がって!」
私と駿はリビングに向かった
司のお母さんが駿にお茶を出してくれて
ちょっとした沈黙が続く
わかってる、私からちゃんと話さないといけないこと
なんでここに駿がいるのか
でも…上手く言葉にできない
さっき頑張るって決めたのにな
ぎゅ… 隣に座ってくれている駿が私の手を握ってくれた
いつもそうだった
隣にいてこうやって支えてくれる
"大丈夫だよ、俺がそばにいる"
そう言ってくれているみたいで
私は…少しずつ前に進んでいけた
「実は私ね…駿と付き合うことになりました」
私は俯きながら司のお母さんに伝えた
本当は怖かった
もし、応援してくれなかったらって…
でもそんな心配必要なくて…
目の前から聞こえてきたのは鼻をすする音で
恐る恐る前を見ると司のお母さんは泣いていた
「え…?」
「いやごめんね、雫ちゃん…嬉しくて…やっと雫ちゃんが幸せになれるって思ったら…涙出てきちゃった」
「…怒らないんですか?」
「なんで怒るのよ、司が死んでしまったのは雫ちゃんのせいじゃない。それに雫ちゃんは私たちの家族なんだから幸せになって欲しいと思うの」
"私たちの家族なんだから"
両親を事故で亡くしてから司と同じように愛情を注いでくれた2人
でも私は血が繋がっていないから本当の子供にはなれないってどこかで思ってた
けど…司のお母さんとお父さんは私の事そう思ってくれていたんだね
「ありがとうございます…」
「もう雫ちゃんまで泣かないでよ…」
私たちはもう1回家族という絆で結ばれた気がした
心にあったモヤモヤが少しずつ無くなるのを感じながら