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星の君と氷の私

第12章 12

司のお父さんが仕事から戻ってきて

私たちが泣いているし、なぜか駿がいる状況に
凄い驚いていた

駿が私たちの代わりに状況説明してくれていたな

気づけばもう夕方で

「今日はもう遅いから泊まっていきなさい」

辺りはもう暗くなっていて気づいたらもう夕方で

駿さん泊まることに決定しましたー!

拍手ーってしてる場合じゃなくて

私と司のお母さんでご飯の準備をして

ご飯とかお風呂とか一通り済まして

私と駿は今私の部屋にいます

「忘れてたでしょ、話すの」

なんでちょっと駿が怒っているかというと

駿になにがあってこうなったから話すはずだったのに私が忘れていたから

「おやすみー、また明日」

って言って部屋に入ろうとしたからで

駿に手首を掴まれてそのまま私の部屋に入っていきました

バタン、扉を閉めて向かいあわせで座らせられて

今こんな状況になってます

いや、こんな状況にさせた私が悪いけど

忘れてた私が悪いけど

久々に気持ちが落ち着いて楽しく話せたから
忘れてしまったんだもん

「…すいません」

もう駿に謝ることしか出来なくて

「いや、ごめんな。こっちこそ」

「え?」

「雫が抱え込んでるもの彼氏なのに気づいてやれなくて」

「それは私が!「わかってるよ、ちゃんと分かってるから」」

私の手を握り、切なそうに放った言葉

手を握る力は凄い強くて…駿がどれほど私を思っていてくれたのか分かる

「雫」

私を呼ぶときのだけの優しい声

この声が好きだった

……ううん、それは今でも同じ

私はゆっくりと駿の顔を見た

「別れるなんてありえないから。俺が守るから、だから何があったか話してくれないか?」

真剣な瞳で真っ直ぐに見つめられたら断るなんて出来なくて

私は静かに頷いた

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