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星の君と氷の私

第13章 13

「なにからなにまでなんかありがとう…」

「急になんだよ笑」

そんな感じで1日は終わって

次の日、私は久々に学校に行く

本当は逃げ出したかった

本当は行きたくなかった

怖くて辛くて、やめたかった

けど駿が連れ戻してくれたから

司が1人じゃないって言ってくれたから

心や翔くん達が待ってるから

足が震えるけど…行くことにしたんだ

校門に着くと、心と翔くんが待っていてくれた

「雫ー!!!!」

私の姿を見るなり思いっきり抱きついてくれて

「もう!急に居なくなんないでよ、ばか!!」

「ごめんね…」

「よし、教室行こ!みんな待ってるよ」

「待て、心。雫の気持ちになってみろ」

「あー、そっか!雫には行くところがあるね」

「うん、また後でね」

私は駿達と別れて保健室に向かった

担任の先生は駿たちが呼んでくれていたみたいで

保健室の扉を開けると先生たちがいた

「久しぶりだね、中野さん」

「痩せてしまって、ちゃんと食べてたの?」

2人の先生からの質問攻めになんとか答えて

私の今の想いをを2人に伝えることにした

「私、中学の頃に虐められていてその当時の先生
が信じてくれなくて今もだと思って逃げまし
た。でもやっぱり学校は通いたいです」

「そーだと思って退学書はまだ校長先生に出てな
いよ」

「え?」

「それにね、相田くんたち結構色々と考えてたみ
たいだよ?」

2人の先生に連れてこられたのは体育館だった

体育館には全校生徒が集まっていて

え、なんで集まってるの?

生徒総会とかあったっけ?

だめだ、全然わかんない

「キャー、駿!!」

「え、駿くんなんで?」

周りが急にざわざわし始めて壇上を見てみると
駿が壇上の上に上がっていた

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