テキストサイズ

星の君と氷の私

第3章 3

ん……気づいたら部屋が明るくなっていて

携帯を確認したら朝の7時だった

今日は土曜日だから学校はお休み

だからもう1回寝ようかなーとか思ってたら何か
違和感に気づいた

あれ、なんかいつも以上に布団の中があったかい

誰かいる?

寝ぼけながら隣にいる人を確認したら眠いのも一気に冷めた

な、なんで?相田くんがここに!

待って、落ち着け。自分

昨日、何があったのか思い出さないと…!

私が最近眠れないのを気づいてくれて…それで

頭撫でながらなんか安心しちゃって…

って頭撫でられながら寝るとか子供かって!

あーめっちゃ恥ずかしい…///

どうしよう…恥ずかしすぎて穴に入りたいレベル

二度寝しようかなとか思ったけど無理やん!

あーもう…起きるしかないか

なんで…土曜日なのに……

私は相田くんを起こさないようにゆっくりとベットからでた

えーと、どうしようか

朝ごはんとか作った方がいい感じですか

というか…お腹すいた

昨日の夜何も食べてないし…

何かないかなーと思って私は冷蔵庫を開けた

そしたら相田くんが作ったであろうオムライスがあった

もしかして昨日これ作ってくれたの?

私のために…

ラップで文字が少し変形してるけど、ケチャップでこう書いてあった

『元気出せよ!』って

あーなんかすごい泣きそうになっているんだけど

だめだ、我慢しないと

相田くんが起きてきたらびっくりするし…

ご飯作り開始しよう!

私はそれをレンジで温めながら野菜スープを作った

作り終わった所で相田くんが起床してきました

「ん…はよ」

「あ、おはよ。ご、ご飯できたんだけど…」

「食べる…」

そう言いながらテーブルの前に座った相田くん

私は彼の前に野菜スープと彼が作ったオムライスを置いた

自分の分を置いて、「「いただきます。」」を同時に言った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ