星の君と氷の私
第4章 4
なんで…どうして2人が…
ありえない。だって司は私の彼氏で…
真子は私の親友なんだよ?
真子には他に好きな人がいるって聞いてたし
それに私の恋愛相談だってよく聞いてくれてた
なのに…どうして…2人が…
「その様子じゃ知らなかったみたいですね。結構噂になってたんですよ?雫先輩」
嘘でしょ……
「では、失礼します」
その後輩の女の子は靴を履き替えて去っていった
私はその場に立ち尽くすことしか出来なかった
どうすればいいのかもわかんなかった
司と付き合って1年も経っているのに全然気づかなかった…
2人が付き合っていないって信じてあげたい
だけど…心のどこかで信じられない自分がいる
「ごめん!雫!」
そこに何分立ち尽くしていたのか分からない
けど気づいたら司がいた
「え、あ、ううん。大丈夫だけどどうしたの?」
「先生に雑用を強制的に頼まれてさ連絡も出来なくてごめん」
本当に?
本当は真子と会っていたんじゃないの?
先生に雑用頼まれたなんて嘘なんじゃないの?
って…司のこと信じてあげられない自分が嫌になる
どうしよう…凄い気になる
でも聞いたら…関係が終わっちゃうかもしれない…
「どうした?雫」
私の目線に合わせるように屈んで身長を合わせてくれた司
その優しさが、彼女の私にだけ見せる優しさが
真子にも見せているのかな?って思うと
なんか本当に嫌になってきて…
「ごめん、先帰る」
一緒に暮らしているのに
別々で帰る意味なんてないのに
私はその場から逃げ出した
「え、ちょ!雫!」
司が私の名前を呼んでいるのを無視して家まで走り続けた
いきなりの事だったから司も驚いたんだと思う
学校から家まで30分ぐらいで私よりも足が早いのに司は私が家に着くまでに追いつかなかった
ありえない。だって司は私の彼氏で…
真子は私の親友なんだよ?
真子には他に好きな人がいるって聞いてたし
それに私の恋愛相談だってよく聞いてくれてた
なのに…どうして…2人が…
「その様子じゃ知らなかったみたいですね。結構噂になってたんですよ?雫先輩」
嘘でしょ……
「では、失礼します」
その後輩の女の子は靴を履き替えて去っていった
私はその場に立ち尽くすことしか出来なかった
どうすればいいのかもわかんなかった
司と付き合って1年も経っているのに全然気づかなかった…
2人が付き合っていないって信じてあげたい
だけど…心のどこかで信じられない自分がいる
「ごめん!雫!」
そこに何分立ち尽くしていたのか分からない
けど気づいたら司がいた
「え、あ、ううん。大丈夫だけどどうしたの?」
「先生に雑用を強制的に頼まれてさ連絡も出来なくてごめん」
本当に?
本当は真子と会っていたんじゃないの?
先生に雑用頼まれたなんて嘘なんじゃないの?
って…司のこと信じてあげられない自分が嫌になる
どうしよう…凄い気になる
でも聞いたら…関係が終わっちゃうかもしれない…
「どうした?雫」
私の目線に合わせるように屈んで身長を合わせてくれた司
その優しさが、彼女の私にだけ見せる優しさが
真子にも見せているのかな?って思うと
なんか本当に嫌になってきて…
「ごめん、先帰る」
一緒に暮らしているのに
別々で帰る意味なんてないのに
私はその場から逃げ出した
「え、ちょ!雫!」
司が私の名前を呼んでいるのを無視して家まで走り続けた
いきなりの事だったから司も驚いたんだと思う
学校から家まで30分ぐらいで私よりも足が早いのに司は私が家に着くまでに追いつかなかった