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星の君と氷の私

第1章 1

先生が教室に入ってきた。

それと同時にみんなが自分の席に座った

「えー今日は転校生を紹介する。と言ってもみんなは知ってると思うけど笑 入れー」

教室のドアを開けて入ってきたのはサラサラヘアーで

アーモンド形の整った目

彼が教室から入ってきてからうるさい教室の中

彼はの声は透き通っていて私には綺麗すぎた

「みんな、久しぶり! 初めましての人は初めまして。相田 駿です。親の都合で転校してたんですけど戻ってきました!」

彼の透き通った声はクラス全体に響き渡り

クラス全体がもっと騒がしくなった

「駿、久しぶりー!」

「元気してたかー!?」

彼のこと噂で聞いたことあるから少し知っていた

今使っている自分の席を前座っていた人

私が転校してきたのは高校2年の新学期が始まる前だった

彼がこの席を使っていたのは高校1年の夏まで。

そして、親の都合で転校をしてしまったらしい

けど、転校する日の前に彼はこのクラスに

「来年には戻ってくる」

そう言い残して転校していったみたい

この学校はクラス替えがほぼない

ってことはあとからこの席を使わせてもらっている私は違う席になるのかな

私以外クラスの中心で和気あいあいと久しぶりのクラスメイトと話しているクラスの人

私はただ窓の外をずっと眺めていた

だって私は友達も作る気もないし

空気になるって決めたから

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