星の君と氷の私
第5章 5
「雫ちゃん、元気だったかい?」
「はい…元気でした」
涙を溜めて泣いている司のお母さんの代わりにお父さんが話をし始めてくれた
「高校生活はどう?楽しい?」
「はい、楽しいです。」
さっきからこんな会話がずっと続いている
私が話したいのは…こんなことじゃなくて…
いや、こんなことも大切だけど…
私は司のお母さんとお父さんを見ながら伝えた
「ごめんなさい。私のせいで司が死んじゃったかも知れません。」
「えーと、それはどういうことだい?」
私は全て話した。
司と付き合っていたこと
でも、私の親友の真子と付き合っていたかもしれないってこと。
そして、あの日…司を止められなかったことを
そしたらずっと泣きながら私の話を聞いてくれていたお母さんが私を…抱きしめてくれた
「雫ちゃんのせいじゃないわ。だから自分を責めないでちょうだい。」
「私の…せいです…」
「そうだ、雫ちゃんのせいじゃない。雫ちゃんがそんなにも自分を追い込めてしまってたなんて…ごめんな」
「いえ…こちらこそ…すいません。」
2人とも…本当に優しいし…暖かい人で
それは今も昔も変わっていなかった
私が困っていたら司と同じですぐに気づいてくれたし話だって何時間も聞いてくれた
あの日だって…あの日だって…
「本当はここで暮らしていたかったんです。」
私の本当の本音を少しずつ司のお母さんたちに伝え始める
「でも…司が死んじゃったのは私のせいだから…一緒に暮らすことは出来ないって思ってて…だから逃げたんです…本当にごめんなさい。」
ずっと大切な家族になってくれた2人に伝えたかった想い
あの頃は逃げていたから…怖かったから…
伝えられなかったけど…今なら伝えられた
「雫ちゃん…いつでも戻ってきていいのよ。雫ちゃんは私達の家族なんだから」
「あぁ、そうだ。いつでも戻ってきなさい。司もその方が天国で喜ぶだろう。」
私の目から一滴の涙が零れた
本当は…言ってもらいたかった
帰ってきていいんだよって。家族なんだよって。
私たちは血が繋がっていないから…どこか遠慮していた部分もあった
そして、司の件があって…
帰っちゃいけないって思ってた。
でも…帰ってきて…いいんだ
「ありがとうございます…」
私は2人に深くお辞儀をした
「はい…元気でした」
涙を溜めて泣いている司のお母さんの代わりにお父さんが話をし始めてくれた
「高校生活はどう?楽しい?」
「はい、楽しいです。」
さっきからこんな会話がずっと続いている
私が話したいのは…こんなことじゃなくて…
いや、こんなことも大切だけど…
私は司のお母さんとお父さんを見ながら伝えた
「ごめんなさい。私のせいで司が死んじゃったかも知れません。」
「えーと、それはどういうことだい?」
私は全て話した。
司と付き合っていたこと
でも、私の親友の真子と付き合っていたかもしれないってこと。
そして、あの日…司を止められなかったことを
そしたらずっと泣きながら私の話を聞いてくれていたお母さんが私を…抱きしめてくれた
「雫ちゃんのせいじゃないわ。だから自分を責めないでちょうだい。」
「私の…せいです…」
「そうだ、雫ちゃんのせいじゃない。雫ちゃんがそんなにも自分を追い込めてしまってたなんて…ごめんな」
「いえ…こちらこそ…すいません。」
2人とも…本当に優しいし…暖かい人で
それは今も昔も変わっていなかった
私が困っていたら司と同じですぐに気づいてくれたし話だって何時間も聞いてくれた
あの日だって…あの日だって…
「本当はここで暮らしていたかったんです。」
私の本当の本音を少しずつ司のお母さんたちに伝え始める
「でも…司が死んじゃったのは私のせいだから…一緒に暮らすことは出来ないって思ってて…だから逃げたんです…本当にごめんなさい。」
ずっと大切な家族になってくれた2人に伝えたかった想い
あの頃は逃げていたから…怖かったから…
伝えられなかったけど…今なら伝えられた
「雫ちゃん…いつでも戻ってきていいのよ。雫ちゃんは私達の家族なんだから」
「あぁ、そうだ。いつでも戻ってきなさい。司もその方が天国で喜ぶだろう。」
私の目から一滴の涙が零れた
本当は…言ってもらいたかった
帰ってきていいんだよって。家族なんだよって。
私たちは血が繋がっていないから…どこか遠慮していた部分もあった
そして、司の件があって…
帰っちゃいけないって思ってた。
でも…帰ってきて…いいんだ
「ありがとうございます…」
私は2人に深くお辞儀をした