星の君と氷の私
第1章 1
彼が私の隣になってから数週間
私の日常は、ずっと窓の外を眺めている
誰も私に関わらないから
だからこそ、叶っていたのに
今は…
「中野さん! 教科書見せてー」とか
「中野さん! ここの問題わかんない!」とか
授業中でも隣の彼が話しかけてきた
その度にクラスメイトの女子から睨まれて
このことは先輩たちにも話が伝わっていたの私は
まだ知らなくて…
私の日常が壊れ始めていたとある日
これが彼との全ての始まりになることを私は
まだ知らなかった
「な、中野さん…先輩が呼んでるよ!」
確か…西条 心ちゃん…
同じクラスで唯一声かけてくれる女の子
困っていたら助けてくれるしいい子だと思う
それに笑顔が良く似合う
「ありがとう」
私は自分の席から立ち上がり先輩の元に向かった
「あなたが雫さんね、ちょっといいかしら」
「はい」
先輩に連れていかれたのは人気のない空き教室だった
中に入ると、案内した先輩以外にも数人いた
あー、これはもしかしてやばいやつなのかな?
私これから狩りという名のいじめにあう?
クラスでも静かに目立たないように過ごしていたのに?
原因が見当たらない
私は必死に考えを巡らせる
すると1人の先輩が口を開いた
「単刀直入に聞くわ。あなたは駿のなに?」
あ…原因1つあった
転校してきて私の隣になった彼
彼のせいだ
「私は彼の彼女でもなんでもないです」
「じゃあなんで毎回毎回楽しそうに話すの?
あなたが気を引こうとしてるんでしょ?」
私の日常は、ずっと窓の外を眺めている
誰も私に関わらないから
だからこそ、叶っていたのに
今は…
「中野さん! 教科書見せてー」とか
「中野さん! ここの問題わかんない!」とか
授業中でも隣の彼が話しかけてきた
その度にクラスメイトの女子から睨まれて
このことは先輩たちにも話が伝わっていたの私は
まだ知らなくて…
私の日常が壊れ始めていたとある日
これが彼との全ての始まりになることを私は
まだ知らなかった
「な、中野さん…先輩が呼んでるよ!」
確か…西条 心ちゃん…
同じクラスで唯一声かけてくれる女の子
困っていたら助けてくれるしいい子だと思う
それに笑顔が良く似合う
「ありがとう」
私は自分の席から立ち上がり先輩の元に向かった
「あなたが雫さんね、ちょっといいかしら」
「はい」
先輩に連れていかれたのは人気のない空き教室だった
中に入ると、案内した先輩以外にも数人いた
あー、これはもしかしてやばいやつなのかな?
私これから狩りという名のいじめにあう?
クラスでも静かに目立たないように過ごしていたのに?
原因が見当たらない
私は必死に考えを巡らせる
すると1人の先輩が口を開いた
「単刀直入に聞くわ。あなたは駿のなに?」
あ…原因1つあった
転校してきて私の隣になった彼
彼のせいだ
「私は彼の彼女でもなんでもないです」
「じゃあなんで毎回毎回楽しそうに話すの?
あなたが気を引こうとしてるんでしょ?」