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星の君と氷の私

第6章 6

司からの手紙を読んでたくさん私が勘違いしてて

彼女なのに知らないことがたくさんあったってことが分かった

司は私がいじめられているのに…気づいてた

それが誰の犯行だったのかも

先生も取り合ってくれない中、私たちが別れたっていう噂があればきっといじめはなくなる

そう思ってたみたい。

でも、いざ私に告げようとするのがやっぱり悲しくて嫌で

他の方法を考えようとしていたときに私が…
避け始めた

だからちょうどいいタイミングだったって思ってたみたい

それでいじめが無くなったけど私がずっと避け始めてるから

司だけじゃなくて真子も

だから、なんでだろう?って疑問に思ってる時に

私の事いじめていた人達に真子とのキスの写真を見せられて

それで確信したみたい

だから、何度も何度も私に声をかけようとした

でも無視されて避けられてるからきつかったみたい

けどあの頃食欲もなくて食べていなかったから日に日に細くなっている私を見ていられなくて

だから、死ぬ前の日デートに誘ってくれたらしい

けど、誘ってくれた夜

司のお母さんとお父さんから進路についてどうするのか聞かれて

司が行きたいところなら応援するよって言われたけど

司はやりたいことが…夢が…見つからなかった

私は単純な理由で司と同じ高校がいいからあの高校に行くってなってた

真子は自分の夢のために専門高校に行くって決めてて

でも司は本当に俺はこの高校でいいのかって思ってたみたい

私と出かけるとき、先生に進路調査表の紙を提出しに学校に行って

自然と体が屋上に向かってた

屋上に行ってフェンスを乗り越えて下を見たとき

何やってんだ俺って冷静になったけど

吸い込まれそうになってそのまま飛び降りようって思った

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