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星の君と氷の私

第7章 7

やっぱり、鞄かな?

よし、そうしよっと!

「駿、ありがと!」

「おう!」

なんか今日の夏祭り私だけたくさんしてもらってる気がする

私もなにか駿にしたいのに…

でも、シュートとかさっきの射的とかゲーム系は苦手だからな…

さっきから私に合わせてくれてるみたいで
甘いものしか食べてない

私が甘いものしか言わないのが悪いんだけどさ

んー、駿が好きそうなもの…

そう思いながら屋台を見ていると

あ、これだ!!これなら駿も好きそう

「ねーね、ここで待ってて!」

「分かったけど、迷子になったら連絡しろよ?」

「はーい!」

近くだから絶対に迷子になんかならないもん

そう思いながら目当ての屋台に向かった

種類があるなー、でもここはやっぱ王道のこれでしょ

私は1つそれを買って駿のところに戻った

「おまたせ!」

「おう、おかえり」

「これ食べよ!」

今度は私が食べられる場所を探して駿を誘導した

そして、袋からたこ焼きを取り出した

たこ焼き嫌いな人ってあんまりいないはず

「たこ焼き食べたかったの?」

「さっきから駿がいっぱいしてくれるからそのお礼に…」

「そっか、ありがとう笑」

喜んでくれてるのかな?

そうだったら嬉しいなー

「でも、なんでたこ焼き?笑」

「駿が好きそうだったからかな」

「司くんが好きだったからとかじゃなくて?」

え?なんでここで司がでてくるの?

司はたこ焼きは普通だったけど

え、もしかして…

いや、自惚れちゃダメだ

でも、もしかしたら嫉妬してる?

私は聞こうとした

"それって…やきもち?"って

だって、駿が少し拗ねたように言うから

でもそれを、駿の携帯が阻止した

電話の相手は翔くんみたいで、そろそろ花火が上がるから来て欲しいとの事

花火こそ2人で見るのがいいんじゃないのかな?

私たちいていいの?

邪魔じゃないのかな?

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