星の君と氷の私
第9章 9
優羽さんは天国で笑っている気がした
「俺さ…ずっと自分のこと責めてた」
小さい声で言われたその言葉の中にはたくさんの駿の思いが詰め込まれていると思った
私と駿は理由は違うけど自分を責めて
どうしようもない毎日を過ごしていたんだ
誰にも相談できずに1人で抱え込んで
「駿…」
「ん?」
「駿はよく頑張ったよ、もう1人じゃない。」
少しだけ目を見開いて驚いている駿
その目にはまた微かに涙が溜まっていて
もう少し…もう少しで…
あのときから硬く閉ざした駿の心の扉を開けられる
私は、駿の目を見てちゃんと伝えたんだ
"私がいるよ"
司の件で悩んでいた時、駿はいつもそばにいてくれた
俺がいる。大丈夫って伝えてくれていた
だからこそ今度は私の番
「雫…それは…今言うな」
駿から抱きつかれて、聞こえてくるのは泣いている声だった
私は静かに駿の背中をさすっていた
駿が落ち着いた頃には辺りは暗くなっていて
私たちはもう1回優羽さんのお墓に手を合わせて
帰ることにしたんだ
私の家が見えてくると家の前には心と翔くんがいて
「駿、ほら1人じゃないでしょ?」
「あぁ、そうだな」
駿は2人にピースをした
そしたら翔くんが猛ダッシュで駿に抱きついてきて
「心配させんなバカ!!」
「ごめんな、翔」
「ぜってー許さねー」
2人して泣いていた
私と心もその光景を見てもらい泣きしちゃって
私の家の前で4人で泣いていた
「雫、ありがとね」
「え?」
「駿のこと救ってくれて、雫と友達になれて良かったよ!」
「心…」
「あーもう泣かないの!」
また泣いてしまった私
涙腺が弱くなってしまったのかもしれない
「私も…心と友達になれて良かった!」
「もー今それ言わないの!」
心もうっすらとまた泣いてしまっていて
暗くなっているからそろそろ帰らないといけなくて
心は翔くんと一緒に手を振りながら帰っていたんだけど
駿がまだ帰ろうとしない
「俺さ…ずっと自分のこと責めてた」
小さい声で言われたその言葉の中にはたくさんの駿の思いが詰め込まれていると思った
私と駿は理由は違うけど自分を責めて
どうしようもない毎日を過ごしていたんだ
誰にも相談できずに1人で抱え込んで
「駿…」
「ん?」
「駿はよく頑張ったよ、もう1人じゃない。」
少しだけ目を見開いて驚いている駿
その目にはまた微かに涙が溜まっていて
もう少し…もう少しで…
あのときから硬く閉ざした駿の心の扉を開けられる
私は、駿の目を見てちゃんと伝えたんだ
"私がいるよ"
司の件で悩んでいた時、駿はいつもそばにいてくれた
俺がいる。大丈夫って伝えてくれていた
だからこそ今度は私の番
「雫…それは…今言うな」
駿から抱きつかれて、聞こえてくるのは泣いている声だった
私は静かに駿の背中をさすっていた
駿が落ち着いた頃には辺りは暗くなっていて
私たちはもう1回優羽さんのお墓に手を合わせて
帰ることにしたんだ
私の家が見えてくると家の前には心と翔くんがいて
「駿、ほら1人じゃないでしょ?」
「あぁ、そうだな」
駿は2人にピースをした
そしたら翔くんが猛ダッシュで駿に抱きついてきて
「心配させんなバカ!!」
「ごめんな、翔」
「ぜってー許さねー」
2人して泣いていた
私と心もその光景を見てもらい泣きしちゃって
私の家の前で4人で泣いていた
「雫、ありがとね」
「え?」
「駿のこと救ってくれて、雫と友達になれて良かったよ!」
「心…」
「あーもう泣かないの!」
また泣いてしまった私
涙腺が弱くなってしまったのかもしれない
「私も…心と友達になれて良かった!」
「もー今それ言わないの!」
心もうっすらとまた泣いてしまっていて
暗くなっているからそろそろ帰らないといけなくて
心は翔くんと一緒に手を振りながら帰っていたんだけど
駿がまだ帰ろうとしない