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星の君と氷の私

第9章 9

次の日、私は隣の席の駿と小テストの答え合わせをしてた

実は駿に電話したあのあと、範囲が駿も分かってなかったみたいで

心と翔くんと私と駿のグループ連絡先があったからそこですぐに電話かけました

そしてそこから4人で小テスト勉強が始まった

小テストだからそこまで成績には影響はないけどちゃんと勉強することにした笑

駿の数学の小テストを丸つけしてみるとまさかの全問正解で

「どうだった…?」

「雫…」

残念そうに名前呼ぶから悪い点かなって思うじゃん?

駿が私の答案用紙を見せてくれてそこには100点!って書いてあった

「良かったー!」

「やっぱ昨日の電話勉強会のおかげだな笑」

「それは思った!」

「よし、帰りどっか寄るか笑」

え、これってまさか…?

そういうことだったりしますか?

「え?」

「なにか奢る笑」

あ…そっちか笑

普通に遊びに誘われたのかと思った

なんだ、でも2人で放課後どっか寄るのは初めてだなー

「いいのにいいのに!」

「いいから行きたいとこ決めとけよ笑」

それから真面目に授業なんか聞けなかった

だって、放課後は初めての駿と2人でどっか行くから

凄い楽しみと緊張で先生の話は頭の中入ってこない

お昼休み、いつもの場所で4人でご飯を食べたあとに先生が教室に来ていた

「えー、これからちょっと話すから席ついてくれ! 」

これから何話すんだろ?

私は自分の席に座った

「もう少しで文化祭が行われるんだけど文化祭実行委員を決めてなくて、やってくれる人!」

先生の問いかけに誰も反応はしなくて

やっぱみんな忙しいんだろうなー

放課後とか部活とかで簡単に集まれないと思うし

誰も手をあげないから先生も困っていた

「誰かいないかー?」

「駿でいいんじゃない?笑」

「確かにそれはある!」

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