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星の君と氷の私

第9章 9

クラスのみんなが駿を立候補し始めた

確かに駿だったら話し合いとか全員の意見を
上手く合わせることが出来そうだし

揉め事とかも起きなさそう

「相田ー、みんなそう言ってるが実行委員できるか?」

「あ、はい!大丈夫です笑」

駿が笑顔で先生に伝えた

そしたらみんなから拍手されてた

「よし、じゃあ女子の実行委員誰かやりたいやついるかー?」

「「はーい!!」」

クラスの女子生徒全員が手を挙げていて

「おぉ、女子はやる気あるなー笑
どうやって決めるか笑」

先生も女子の実行委員をどうやって決めるか悩んでいて

やっぱり、駿はモテモテだなー

きっと駿狙いの人もこの中にはいるだろうし

ズキズキ… なんでだろう、胸の当たりが痛い

ちょっと苦しいかも…

「雫、大丈夫?」

異変に気づいた心がすぐに私のところに来てくれた

周りにはバレないように小声で聞いてきてくれて

「大丈夫だけど…胸が苦しいし痛い」

「それって、あの光景を見て?」

心が小さく指を指したのはさっきと変わらない光景だった

まだ先生も悩んでいて

クラスメイトの女子は凄い手を挙げていて

その光景を見るとまた胸が痛くなって

本当に辛かった

「そっかそっか、辛いね」

心が私の背中を擦りながら優しい声で言ってくれた

「ねーみんな!駿に決めてもらうのはどう?」

え、え、急に何を言い始めるの?心さん

さっきまでの心はいなくてとんでもない提案をしていた

「とか言って本当は心が駿となりたいんじゃないの?笑」

クラスの1人の子がニヤニヤしながら心にいった

そんなことない!って言おうと立ち上がったとき心が

「私、翔と付き合ってるからそれは無いな笑」

って笑って言っていて

クラスのみんなが「「えぇー!」」って驚いていた

クラスのみんな知ってると思ってたから

ここまで驚くのはびっくりだった

「心、言ってよかったの?」

「隠してるつもりは無いからねー笑」

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