太郎くんとエッチな災難
第11章 えっちなパーティ
私達は二人でベッドの上に座った。
康太は先程のローターのヒモをクルクルと指に巻いて弄っている。
「……どうしよっか」
「あー……まぁ、もう笹木達の目気にしなくてもいいんだよな……まだ10時だけどもう寝る?」
「まだ眠くない…ってかさ、笹木君の家のパーティ参加しちゃったし、私達これからどうする?」
「は?どうするって?」
「これ参加する為に付き合ったんじゃん」
「いや、それは付き合えば参加出来るって話だろ?参加したら別れるつもりだった?」
「そんなのわかんない…でも私、康太の事中学の時からずっと好きだから…康太が形だけでも彼女欲しいっていうのに付き合ってもいいと思ってたけど、やっぱり康太に気持ちがないなら付き合うのやだ!」
私は思い切ってそう言った。
言ってから心臓バクバクいってる…
すると康太は頭をかいた。
「あー…ごめん…俺、ずるい事した。朱里が俺の事友達としか見てないと思ってたからさ…あわよくばこのまま付き合えればって思ってて…その…俺もずっと朱里の事好きだから…」
「本当に…!?嘘ー!?」
「本当だって…じゃなきゃこんな近くにずっといないだろ」
私はあまりに嬉しくて康太にギューッと抱き着いた。