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太郎くんとエッチな災難

第12章 カップル遊園地




次の週。



近いうちに太郎君にちゃんと好きって事を言わないとと思うけど、関係が終わってしまうのが嫌でなかなか言うタイミングが掴めない。



とりあえず土曜日のカップル遊園地に行った後にしよう…。



トイレから戻ると教室の外の掲示板の張り紙の張替えをしている太郎君に派手な上級生の女の人が2人話し掛けているのが見えてつい隠れて様子を見てしまう。


「嘉山君って見た目めっちゃ外人なのに名前もろ日本人だよねぇ!海外ネームみたいのないのー?」

「んなもんねぇよ、半分日本人だし」

「本当にハーフなんだ!太郎君って名前何気に可愛い!」

「うるせぇって!自分の教室戻れよ」

「あー!先輩に向かって口のききかたー!」

「あー日本語よくわかんねぇ」


思ったより仲良く話してる…。


何で嫌な気分になってるんだろ?
太郎君が学校に馴染めるのは嬉しい事なのに!


「じゃあ日本語教えてあげるから今日の放課後遊ぼ?」

「放課後は彼女と過ごすから無理だってこの前も断っただろ。ほら、マジで次の授業始まるから教室戻れよ3年隣りの校舎だろ」

「彼女と別れたら絶対私達以外と予定いれないでよね!」


三年生達は戻って行った。


うぅ…やっぱり太郎君モテるよね…。


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