太郎くんとエッチな災難
第13章 告白
何だかギクシャクした一日だった。
放課後、花が日誌を書いている最中花の隣りに座って待っていた。
そろそろ描き終わりそうだな…
「なぁ…花」
「ん?」
「最近好きな奴とどう?」
「………カップルのふり終わりにしたい?」
「いやっ…別にそういうわけで聞いたんじゃねぇよ?え?……花?」
花を見るとボロボロと涙を流していた。
「どうした!?何で泣いてんだ!?」
「ヒックッ……もうやだぁっ…振るなら遠回しじゃなくてハッキリ言ってよっ」
「振るってどういう事だよ?」
俺は泣いてる花の背中をさすってやった。
俺が花を振るって事なのか?
全然話が見えないけど…昨日から花の様子がおかしかったのはそこだろうな…。
「ふぅッ…私が傷付くと思うから敢えて触れないんでしょ…わかってるもん……太郎君と付き合ってるふり終わりにしないといけないってわかってるけど…ヒグッ…太郎君が他の女の子と仲良くしてるの見るの嫌だし…どうすればいいか分かんないよ…」
やばい…まじか……。
花が泣いてるところ申し訳ないけど顔がニヤけてきた……。
「あのさ……都合の良い解釈するけど……もしかして花って俺の事好きなのか…?」