太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
そう言うと嘉山君は笑った。
「ふはっ」
「何が面白いの?私変な事言った?」
「わりぃ、こうなったのがもう一人の方のクラス委員じゃなくて良かったと思って」
「え!?」
「だって俺がアイツとヤッて…いや、わりぃ…その件に関しては笑い事じゃなかった…」
「ううん…いいの…あの……色々あったけど友達になってくれる?」
「当たり前だろ、すげぇ良い友達が出来て良かった」
そのまま嘉山君の家にお邪魔することになった。
お家の中はインテリアが正に外国のお部屋っぽくて家族の写真が沢山飾ってあった。
写真を見ると嘉山君のお母さんはブロンドのすっごく美人な人でお父さんは日本人でも背が高くてめちゃくちゃイケメン…。
そしてまだ小さそうな妹さんは天使みたいに可愛かった。
お母さんにそっくり。
「この子妹さん?すごく可愛い!」
「あぁ、まだ5歳なんだ。妹に手出す男が現れたらぶっ飛ばす」
「嘉山君が言うと怖いよ…あ、これ嘉山君の子供の時の写真?可愛い!」
「俺のは見なくていいから!」
小さい嘉山君の写真を覗き込むと嘉山君は急いで自分の写真を隠した。
すると、すごく近くて目が合うと心臓が飛び出しそうになった。