太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
バスタオルを巻いて嘉山君の着替えを終えて着替えがないのでとりあえず制服を着る事にした。
「あ、ちょっと待ってろ?何か着れそうな服持って来るから」
嘉山君はそう言って脱衣場を出るとすぐにTシャツを持って来てくれた。
「デカいかもしれないけど…」
「ありがとう…」
嘉山君のTシャツを着ると案の定大きくてワンピースみたいになっちゃったけど、何となく嬉しかった。
彼氏とかいたらこういう感じなんだろうな…
1日嘉山君と一緒にいたせいか帰るのがちょっと名残惜しくなっていた。
脱衣場から出てリビングのソファに二人で座るけど、さっきの事があってお風呂に入る前の様には話せないでいた。
「…家は門限とか大丈夫なのか?」
「あっ…うん…親には朱里が骨折しちゃって手伝ってるってメッセージ送ってあるから……えーっと…あと寝るだけだしそろそろ帰ろうかな?」
私の失敗で迷惑掛けちゃってるし、もしかしたら帰って欲しいのかもしれない…
「明日の朝ご飯作りに来ても良いかな?」
「…それなら泊まってけよ」
「へ?」
「あ…平気ならだけど…うちにいた方が手間ないかと思って……その…いてくれると助かる…」
「本当に?迷惑じゃない?」
「こんな色々やってもらってんのに迷惑なわけねぇよ」
「良かったぁ…それじゃあ住み込みでお手伝いしようかな!よく朱里の家とかお泊まりに行くからお泊まりは全然大丈夫!ちょっと着替えとか持ってくるね」
「おう…」
一度家に帰ってお泊まりに必要な物を取りに行った。