太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
まさか今日初めて会った男の子とこんな事になるなんて昨日まで想像もしてなかった。
荷物を持って嘉山君の家に戻る。
「…それじゃあ、そろそろ寝るか…七瀬はこっち来い」
「うん?」
嘉山君に案内されて着いた部屋は嘉山君の部屋だった。
部屋はゲームとか漫画とかが並んでいて黒いカーテンに黒い豹柄の布団カバー。
ベッドは嘉山君の体に合わせてるのかセミダブルの大きなベッドだった。
制服の下に虎柄のタンクトップ着てたし、アニマル柄好きなのかな?
「客用の布団なくてな…俺のベッドで寝てくれ。さっき一応消臭スプレーベッドに振り撒いたけど臭かったらゴメン」
「嘉山君は何処で寝るの?」
「リビングのソファだけど?家具とか全部搬入する前に向こう戻ったから俺の部屋と生活に必要な部屋以外家具揃ってないんだよな」
「私がソファでいいよ!嘉山君、体大きいんだからあのソファで寝たら体痛めちゃうよ」
「なら一緒に寝るのか?泊まってもらってんのにソファでなんか寝かせられねぇよ」
「…嘉山君なら一緒に寝てもいいよ」
「また……あー…じゃあどうせどっちも折れないからそうするか…ベッド入るぞ」
嘉山君はベッドに入ると私のスペースを開けてポンポンとベッドを叩いた。
「ほら、来いよ」
「う…うん…」
寝るだけなのに…何かドキドキする…。